Cybozu Frontend Monthly #23
イベント概要
サイボウズフロントエンドマンスリー は、サイボウズ社内で行っているフロントエンド情報共有会「フロントエンドウィークリー」の公開版です。
その月に気になったフロントエンドの情報を、サイボウズのフロントエンドエキスパートチームのメンバーが共有していきます。
このイベントのハッシュタグは #サイボウズフロントエンドマンスリー です。
※フロントエンドウィークリーとは
毎週火曜の 17:00 〜 18:00
で社内向けに行っているフロントエンドの気になる記事を紹介する会です。2016年3月15日から行われています。
ハッシュタグ
#サイボウズフロントエンドウィークリー
で実況しています。
zennのpublicationにてウィークリーのまとめも投稿していますので、ぜひこちらもご覧ください。 https://zenn.dev/p/cybozu_frontend
開催日
2022年05月31日
イベントページ
https://cybozu.connpass.com/event/248124/
配信URL
https://www.youtube.com/watch?v=RF9g_jDXljo
メンバー
コンテンツ
👀 Notable Articles
A Community Group for Web-interoperable JavaScript runtimes @shisama_
- 非 Web ブラウザの標準化された WebAPI の相互運用可能な実装にフォーカスしたコミュニティが設立
- 公式: https://wintercg.org/
- 以下の org に所属するメンバーがいる(参照)
- Bloomberg
- Cloudflare
- Deno
- Igalia
- Node.js
- Shopify
- Vercel
- GitHub には proposal や discussion がある
- Minimum Common API
- WinterCG が取り組んでいる Proposal
- 非 Web ブラウザの JS ランタイムが実装すべき Web API の一覧が定義されている
- ほとんどが Node.js や Deno にはすでに実装されてそう
- もしまだ実装されていないものがあればコントリビューションチャンスです 💪
- 今後は WHATWG で仕様定義 →WinterCG で議論 →Node や Deno で実装みたいな流れになるかも
Announcing TypeScript 4.7 @sajikix
- ESM 対応がついに入った
- そのほか注目機能
Talks | Rendering Patterns @nus3_
- レンダリングパターンについての話
- 5 月 2~5 日に開催された Reactathon の講演の中の一つが記事になった
- この記事を作った人はちょっと前に Vercel に入った人
- 各レンダリングパターンのメリット・デメリットがわかりやすくまとめられている
Announcing D1: our first SQL database @mugi_uno
Cloudflare のエッジで動作する DB サービスが発表されました。
- Cloudflare のネットワークを利用し、エッジ上に SQLite がリードレプリカとして配布
- Cloudflare Workers からは env 経由でバインディングが提供されアクセスできる
- バックアップは Cloudflare R2 ストレージ に自動保存
- 転送帯域幅に関しての課金は無く、ストレージサイズや操作自体への課金になる予定
💬 Languages
- JavaScript Containers
- Node.js や Deno の Original Author である Ryan Dahl が書いた JavaScript が Universal Language になってきているという話
📖 Framework, Library
- Playwright v1.22.0
- React, Vue とかのコンポーネントテスト
- 標準で ARIA role, ARIA attribute, Accessible Name で要素取得ができる
- スクショ撮影時にアニメーションとか CSS Scale を無効化する
- Jest が Meta から OpenJS Foundation に移管
- もともと meta の人はほとんどコントリビュートしていなかったので開発には影響がほぼ無さそう
- Hotwire の良かった点、辛かった点、向いているケース、向いていないケース - 猫 Rails
- Rails の Hotwire の話
- alphacep/vosk-api
- オフラインで使える音声認識ライブラリ。node でも使える
- https://twitter.com/meganetaaan/status/1525855166284861440
- RFC: useEvent by gaearon · Pull Request #220 · reactjs/rfcs
☁️ Services
- Announcing D1: our first SQL database
- Cloudflare のエッジ環境で動作する DB
- SQLite をリード専用にレプリケーションしエッジに配布する
- A New Hope for Object Storage: R2 enters open beta
- S3 互換な Cloudflare の object storage
- Vercel で pnpm の v7 がサポートされた
- pnpm は Vite や Vitest で使われている
- Netlify の公式ページが刷新された
🖥 Browsers
- Celebrating Firefox: How we got to 100
- Firefox が version 100 に到達
🎨 Design
- Free Open Source Tailwind CSS Components | HyperUI
- オープンソースの Tailwind CSS のコンポーネント集
- State of CSS 2022
- 最近の CSS について一気に紹介されているまとめページ
- What’s new for the web platform
- Bringing Adobe’s Creative Cloud to the web: Starting with Photoshop
- Photoshop の Web 版つくったはなし
- Tamagui Beta
- Web および React Native で利用可能な UI コンポーネント
📢 Events
- Web at I/O 2022
- Google I/O 2022 のアーカイブ動画がまとまっている
- TechFeed Conference 2022 で React の useEvent について話した
- @koba04 が TechFeed Conference で登壇した内容のブログ
- useEvent は命名で議論になった。よく使われる API は長い名前だとユーザーから不満が出てくることがあるので短い名前にしたとのこと。また、Event Functions という概念を取り入れたいという意図も含まれているとのこと。
- Suspense はまだ Ready じゃないので使わないほうがよいとのこと
- React でアプリケーションを構築する多様化 - Speaker Deck
- @__sakito__ が TechFeed Conference で登壇した資料
- React のフレームワークが一気に紹介されている。
- アクセシビリティツリーを読む
- サイボウズ アクセシビリティエキスパートの 小林 大輔 さんが TechFeed Conference で発表した資料
- アクセシビリティツリーについてやそれを DevTools で確認する方法について紹介されている
🦆 Others
- Hydration is Pure Overhead
- SSR したとき Client Hydration がムダという問題を解決するアプローチとして、イベントハンドラの JS を遅延読み込みするライブラリを開発した話
- Storybook Performance: Vite vs Webpack
- Storybook の builder が Vite と Webpack だった場合のパフォーマンスの違いについて
- Talks | Rendering Patterns
- レンダリングパターン別での Pros、Cons がまとめられた記事
- Weekly Frontend News 2022 年 5 月 1 週目/useEvent,Next.js router,Skia…
- A Community Group for Web-interoperable JavaScript runtimes
- Cloudflare,Vercel,Shopify と Node.js,Deno のコアコントリビューターで Web-interoperable Runtimes Community Group を設立。
- 非 Web ブラウザーの標準化された WebAPI の相互運用可能な実装に焦点を当てる。
- Your GitHub story in 3D - GitHub Skyline
- GitHub でのコントリビューション数が 3D で見れる