Cybozu Frontend Monthly #32

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イベント概要

サイボウズフロントエンドマンスリー は、サイボウズ社内で行っているフロントエンド情報共有会「フロントエンドウィークリー」の公開版です。

その月に気になったフロントエンドの情報を、サイボウズのフロントエンドエキスパートチームのメンバーが共有していきます。

このイベントのハッシュタグは #サイボウズフロントエンドマンスリー です。

※フロントエンドウィークリーとは

毎週火曜の 17:00 〜 18:00 で社内向けに行っているフロントエンドの気になる記事を紹介する会です。2016年3月15日から行われています。
ハッシュタグ #サイボウズフロントエンドウィークリー で実況しています。

zennのpublicationにてウィークリーのまとめも投稿していますので、ぜひこちらもご覧ください。 https://zenn.dev/p/cybozu_frontend

開催日

2023年02月28日

イベントページ

https://cybozu.connpass.com/event/275736/

メンバー


コンテンツ

👀 Notable Articles

Firefox 110 で Container Queries がサポートされ、すべての主要ブラウザで使えるように

Firefox 110 で Container Queries がサポートされました。これですべての主要ブラウザで Container Queries が使えるようになりました。

@container によって親要素のサイズに応じたスタイルを定義できる、というところだけが紹介されることが多いですが、周辺の仕様についても認識しておくと、より便利に使えそうです。

たとえば container-name を使うと container となる要素に対して名前をつけることができ、 @container name とすることで、どのコンテナをもとにスタイルを適用するかをコントロールできます。

また、cqwcqh といった Container query length units を使うことで、container となっている要素の widthheight などをもとにスタイルの指定ができます。

MDN のページがよくまとまっていて参考になるので、一読してみてください。


Interop 2023: continuing to improve the web for developers

主要なブラウザベンダーや関係企業で、ブラウザの相互運用性を向上するために取り組んでいる Interop が今年も実施され、Interop 2023として公開されました。

Interop では特にフォーカスして取り組む機能がピックアップされており、2022 年に実施された Interop 2022 では Cascade Layers や Dialog Element、Subgrid などが対象でした。

Interop 2023 では、新たに Container Queries、Custom Properties、Media Queries 4、Flexbox、Grid、:has()、Web Components などが選ばれています。

各ブラウザの対応状況は Dashboard で確認できます。

設計・実装に大きなインパクトを与える機能も多く、サポートがどの程度進んでいくか要チェックです。


The Future (and the Past) of the Web is Server Side Rendering

Deno から Web の過去と未来は Server Side Rendering です、というタイトルの記事が公開されました。

これまでの Web アプリケーションは SSR→CSR の流れで開発されてきましたが、現在のように様々なデバイスや帯域幅でアクセスされることを考えると、その様々な状況の中で一貫したユーザー体験を提供するには SSR なのではないかといった内容が紹介されています。

Next.js、Nuxt、Qwik City、Remix、SvelteKit、Solid Start などのフレームワーク、また SSR に対応する Edge など、今後、Web アプリケーションの選択肢として SSR が採用される流れができそうで楽しみですね。


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フロントエンドエキスパートチームについて

https://speakerdeck.com/cybozuinsideout/frontendexpert-team