#3 - 2022.06.09
CircleCI の Product Roadmap が公開されました
共有担当: @korosuke613
- CircleCI が Product Roadmap を公開するようになりました
Now
、Next
、Future
、Released
のカテゴリに分かれており、Cloud と Server 両方のトピックが載っています- こういうロードマップあるとどういう機能が追加される予定かわかってワクワクするし、先にトピックに対する要望を伝えられていいですね。たまにウォッチしていきたいです
- 個人的に気になったトピック
- Usage spend calculator [Future/CLOUD]
- コスト額の推定機能
- 予算策定とかが楽になりそう
- Self-serve audit logs [Future/CLOUD]
- Arm support for native Docker executor [Future/CLOUD]
- Docker executor が Arm をサポートするよ
- 最近は Arm コンテナも増えてきたしこれは嬉しい
Simplify installation by removing external dependencies [Next/SERVER]CircleCI Server から kots を排除する話- 実は、以前は CircleCI Server において kots を排除するというのもあったのですが、今(2022/05/21)見たら消えてました。なぜ...
- 当時のスクショがあるので気になる人は見てみてください。
- Usage spend calculator [Future/CLOUD]
GitHub のリポジトリ、Organization を解析するツール Sokrates
共有担当: @korosuke613
- Sokrates はリポジトリのサイズ、複雑さ、関係などを可視化するツール
- リポジトリ単体、またはOrganization の複数リポジトリを解析できます
- Orgレベルだと、どの言語が主に使われているかや、どのリポジトリが活発に動いているか、コントリビューター同士の関係などが見えてきます。
- リポジトリレベルだと、テストコードの割合2やTODOコメントの数など他にもさまざまなメトリクスが見れます。
- 面白かったのが Goals & Controls というメトリクスです
- シンプルなシステムを維持するための点検をしてくれます
- 例えばコード行数は 200,000 行以下か、巨大すぎるファイルはないかなどの点検項目があります(例)。
- リポジトリのメトリクスを取るのってなかなか大変なのでこういうツールがあるのは便利ですね3
- こういったメトリクスがどう開発の役に立つかは正直なところなんとも言えない気はしますが、組織の Organization やリポジトリのメトリクスが組織内の誰でも見れるようになっていると何かしら有効活用してくれる人も出てきそうですね
Helmwave について
共有担当: @gkzvoice
- Helmwave とは、Helm Charts の宣言的デプロイツールのひとつです。
- HelmWave is like docker-compose for helm.
- 類似ツールとして、Helmfile があります。
- cf. Helmfile で Helm Chart を宣言的に管理する - kakakakakku blog
- cf. Helmwave と類似ツールの比較表 が Helmwave の公式ドキュメントに掲載されています。
- ローカルと GitHub Actions 上でさわってみた様子と感想
GitHub Actions にジョブサマリ機能が追加されました
共有担当: @miyajan
$GITHUB_STEP_SUMMARY
環境変数に Markdown を書き込むとジョブのサマリとして表示されます- npm の @actions/core パッケージに手軽にジョブサマリを書けるようにする
core.summary
が追加されています@actions/core
パッケージは actions/github-script アクションでimport
できるのでちょっとした用途にはよさそう?
- test-summary/action
- ジョブサマリに JUnit XML と TAP 形式のテスト結果のサマリを表示するアクションです
- GitHub のプロダクトマネージャーが開発しています
- test-summary-examples に使用例があります
Terraform v1.2.0 がリリースされました
共有担当: @miyajan
- Release
precondition
とpostcondition
replace_triggered_by
- The lifecycle Meta-Argument - Configuration Language | Terraform by HashiCorp
replace_triggered_by
で参照しているリソースやリソースの属性に変更があったときにリソースが作り直されるようにできる
- Upgrading to Terraform v1.2
terraform-credentials-env
というサードパーティーのプラグインを使ってた場合、Terraform 本体に同様の機能が組み込まれたので必要なくなりました
Docker Desktopに新機能Docker Extensionsが追加
共有担当:@ganta
- Docker ExtensionsとそのSDKであるDocker Extensions SDKがベータ版としてリリースされました。
- ExtensionsはDocker Desktop 4.8.0以降で利用でき、UI上のMarketplaceからインストールできます。
- Docker公式からはディスク使用量とログエクスプローラーのExtensionが提供されています。
- サードパーティ製としてはKubernetes向けの機能追加やイメージスキャンなどのExtensionが提供されています。
- Extensionを開発するにはDocker Extensions SDKのCLI Pluginをインストールする必要があります。
- Extensionのプロジェクトを生成すると、UIはReact.js、APIはGoで実装するテンプレートが作成されます。
- 現時点でMarketplaceへの登録はDocker Extension Marketplace Submissionsからフォームの提出が必要です。
- Extensionsはローカルマシンに対して自由にコマンドを実行したりできるため、信頼できるもののみをインストールするよう注意が必要です。
- [速報]Dockerが「Docker Extensions」を発表。VMwareやRed Hat、RancherなどサードパーティがDocker Desktopにさまざまな追加機能を提供 - Publickey
Cloudflare Platform Week 2022
共有担当:@ganta
- Cloudflare R2のオープンベータ化
- A New Hope for Object Storage: R2 enters open beta
- 2021年9月に発表していたAmazon S3互換のオブジェクトストレージR2がオープンベータに
- Cloudflare Workersからのみアクセス可能なAPIとS3互換のAPIの2つのAPIを提供
- Pricing · Cloudflare R2 docs
- 今後の機能追加予定
- 時間経過によるデータ削除が可能なTTLのサポート
- Workerなしでバケットをインターネット公開可能なパブリックバケット
- 特定キーへのアクセスをトークンに委任した署名付きURLサポート
- 読み込みリクエストを拡張してグローバルなデータ分散を実現するCloudflareのキャッシュとの統合
- Cloudflare、Amazon S3互換のオブジェクトストレージ「Cloudflare R2」のオープンベータを開始。10GB以下ならずっと無料 - Publickey
- Cloudflare D1の発表
- Announcing D1: our first SQL database
- Cloudflare Workersから利用可能なSQLiteベースのデータベース
- データベースのレプリカを自動的にユーザーの近くのCDNのエッジ上にリードレプリカを作成
- 1回のAPIリクエストで複数のSQLを実行できるバッチ処理に対応
- R2への自動バックアップとDurable Objectsによる冗長化により壊滅的な問題でも数秒で自己回復
- 早ければ2022年6月からクローズドベータ開始
- Cloudflare、CDNエッジで稼働するSQLiteベースのRDB「Cloudflare D1」発表。ユーザーの近接CDNエッジに自動でレプリカを分散配置、高速アクセスを実現 - Publickey
- [速報] Cloudflare のエッジ環境で使用できる SQL データベース D1 が発表されました! | DevelopersIO
- Cloudflare D1 がヤバい
- Cloudflare WorkersのOSS化
- Cloudflare Pagesビルドプロセスの改善
- A new era for Cloudflare Pages builds
- 2分以上掛かっていたビルド初期化ステップが2〜3秒に短縮
- 時間が掛かっていたVMをgVisorを使ったコンテナサンドボックスに移行して高速化
- ビルドが完了するまで参照できなかったビルドログをストリーミング表示
- プレビュー環境へのデプロイ対象とするブランチを限定可能に
- コミットメッセージによるデプロイのスキップが可能に
- 今後の改善予定
- インクリメンタルビルドとキャッシング
- ビルドイメージの更新
- エラーメッセージの改善
Playwright にコンポーネントテスト機能(プレビュー版)が追加されました
共有担当:@akihisa1210
- E2E テストツール Playwright に React、Vue.js、Svelte のコンポーネントをテストする機能のプレビュー版が追加されました。
- テストは
jsdom
等の仮想ブラウザ上ではなく、実際のブラウザ上で実行されます。 - Playwright の機能(デバッガーなど)もそのまま使えます。
- 他の E2E テストツールでは、Cypress でもコンポーネントテストを利用できます(こちらもアルファ版です)。
その他の注目ネタ
- GitHub
- CircleCI
- Docker
- Terraform
- AWS
- その他